（前回からの続き）
別大国道を下り24kmくらいから大分市街へ入ってきます。知り合いの顔も見えたりして元気を貰います。27km前では妻から自主規制の静かなエールを貰いました。ありがとう👌
27km超えて左折し少し北上しますがここでしばし強烈な向かい風の洗礼を受けました。35km折り返しからの道のりに少し不安を感じます。そんな不安を振り払い臨海産業道路に出てからはまた追い風に乗り巡航。右手にゴールの陸上競技場を見ながら30km地点、通過は2:05:44と過去最速。順調過ぎます。しばらくしてゴールを知らせる花火が。2:07分台。大会新か？よし、自分も自己新狙えるか？まだまだ調子に乗ってました。
異変を感じ出したのは34kmあたり。走り慣れたコースの橋の上りで脚が前に出にくくなってきました。あれ？タイムも4:25/kmに落ちています。風は全く気になっていませんでしたがちょっとした横風に身体がふらつき始めます。とうとう来たか。耐えてやるぞ❗️
35kmの折り返し。この5kmは21:35と少し落ちました。いつもの帰宅ランのコース、ここからだ！と思って折り返した瞬間身体が横に持っていかれました。向かい風というより風に巻き込まれる感じでしょうか。前から右から風の塊がぶつかってきます。ふらつきながら体勢を整えて気合いをぶつけ返す感じで腕を大きく振ってストライドを取り対抗します。37kmの左折までの2kmで全力を使った感じでした。そこから200mほど南下。風が落ち着いたと思いましたが足下が少しふらつきます。後5km。粘れ。
38-40km手前の柳通り。風は容赦しません。折り返しほどではありませんが強く風は向かってきます。いつもは大勢いるランナーの集団もありません。頼れるのは自分だけです。カテゴリー1のエリート選手が数人、脚が終わったのかジョグになっていました。敬意を込めて通り過ぎます。40kmを過ぎて2:49:59。この5kmは22:40と一気に落ちました。ただ残りを10分以内で行けばサブスリーは出来る！最後の大分川沿いの1kmは下りを利用してラストスパートできれば！この考えが甘かったか？
必死に堪えながらコースを右折しラスト1kmに入った瞬間に身体がくの字に。猛烈な海からの北風に身体がまたまた煽られます。必死に手を振りますが前に見えるランナー数人にどんどん離されます。負けるな！そしていよいよ競技場へ。
競技場に入ったのが2:58:04。2年前より4秒遅い！もっと上げろ！人がほとんどいないトラックをペースも何も分からないままもがきます。バックストレートもまだまだ向かい風。残り100mでゴールの電光掲示板を確認。2:59:40。最後はもがきながらダッシュしようとしますが脚がもつれそうになります。2年前に負けるな！届け〜！そのままゴールに飛び込みました。（ゴール地点で知り合いの看護師さんがボランティアをしてくださってて労いの言葉をかけてくれましたがきつくて上手く御礼の言葉がかけられたか良く覚えていません。この場を借りてありがとうございました。）
手元のタイムは2年前と同じく3:00:01。さあ今年はどっちだ？更衣室がある体育館にヨロヨロと、そして寒さに震えながら移動しランナーズアップデートでタイム確認。
『3:00:00』＿|￣|○
後1秒届きませんでした。
こうして今回の別大マラソンは終了しました（もう少し続く）
前回のゴールシーンと比べてもあまりにも寂しい。前回はランナーがラスト競り合ってゴールしていました。ランナーがたくさんいればもっと出し切れてたか？来年こそは多くのランナーの方々とゴールを駆け抜けたいですね🏃🏻♂️
ちなみに前回のゴールシーンはこちら
