本日は別府市で開催された第34回鶴見岳一気登山に出走してきました。
もう34回目になるこのレース、海抜0メートルから1375mを一気に駆け上がる伝統の登山競走大会です(今でいうスカイランニング?)。この数年は抽選漏れとコロナの影響で出走してませんでしたが、今回は先着順でしたので久々の参加。タイムレースの参加人数は200人。他にもウォーキングで頂上まで登る部門やロープウェーのスタート地点にあるハーフ地点まで登る部門などがあり多くの参加者がいました。
これまではトレランシューズやトレランリュックを背負いジェルや水を入れて走ってましたが、ロードレースの格好のままで走る方も多く今回は軽量化目的で自分もロードの格好で出走。
まずは海抜0mの砂浜を踏みます。
スタートは9時。自己ベストは2017年1時間46分。あの頃よりはさすがに走力はアップしてるだろうと思い目標タイムは1時間40分くらいに設定。大勢の観客が見つめる中スタート。しかし先着順とは言えギリギリでエントリーしたためゼッケン番号を146番と後ろの方でのスタート。このため前にかなりの人数がいて途中歩道橋も渡るため大渋滞。まともに自分のペースで走りだしたのは1kmを過ぎたあたりからでした。ここからじわじわとペースを上げていきたいのですがコース幅が狭いため前のランナーを抜く時にも非常に気を使います。また川を渡渉することもあり川に落ちないようにも注意。通常は4 月の開催ですが今年はコロナの影響か5月。このため今日は曇りで陽は差さなかったのですが既に滝のような汗。水も持参していないため脱水にならないか不安を感じます。途中公園や道路などを走りながら山中に入り込んでいきます。給水地点では水をしっかりとっていたためハーフ地点ではまだまだ余裕がありましたがハーフを過ぎ鶴見岳の登山道に入った頃からペースがガタ落ちとなり歩きの場面が増えてきました。他のランナーも歩きが多いのですが何故か足取りが違い同じピッチでも差が開いていきます。やばい、脱水か?太ももにピク月も感じ始めました。補給は飴のみ。これが失敗したか?
ここからは試練。鶴見岳中腹からはほぼ直登で這いつくばるようにしながら登っていきます。他の登山客もいらっしゃるので声をかけながら先に行かせて頂きました。最後の急登では頭がフラフラに。やばい、ハンガーノック?最後はフラフラになりながらゴール地点の旧レストハウスに到着。タイムは1時間45分と自己ベストでしたが目標には遠く及ばず。
悔しかったですが給水し一息ついた後にそのまま頂上に向かい別府湾の街並を見下ろすと絶景が。
背後には由布岳
ミヤマキリシマも
皆で写真を撮り合いました。
爽快な気持ちに早変わり。単純です。登山競走(スカイランニングの方が格好いいですね)は苦手で登ってる最中は二度と昇るかと思うのですがゴール後にこの光景を見るとまた走りたくなってくるんですよね。
帰りはロープウェイでハーフ地点まで。多くの大会参加者や出店で賑わってました。着替えた後は出店の唐揚げを爆喰い。唐揚げってこんなに美味かったっけ?血糖値が上がったせいかめちゃくちゃ元気が出てきました。その後は別府駅前の温泉に入り帰宅。
ただひたすら走って登ると言うスカイランニングは心肺機能と筋力だけでなくテクニックが必要になってきます。今回は脱水などの影響もあったかもしれませんが山に入り10人以上に抜かれました。やはりトレランのテクニックは必要でしょうね。良い勉強になりました。個人的にはフルマラソンよりもきついと思います。ただまた来年も出たくなるんですよね😅